教育こぼれ話2 「こどもにちょっと頑張らせるのも必要」
- いしまるひとみ
- 2024年6月27日
- 読了時間: 2分

体育の時間、小グループに分かれて鬼ごっこのようなゲーム学習をした時のこと。じゃんけんで鬼を決める段に6人中5人が「鬼をしたくないからじゃんけんしない。」と当たり前のように言い、頑なにじゃんけんを拒みました。これでは学習にはなりません。子どもたちはきっと嫌なことはしなくていいと育ってきたのでしょう。家庭の中ではそれでいいかもしれません。ただ、学校や社会でそれが通用するのでしょうか。その体育の時間の結果は1人の子が頑張って友だちを説得して見事ゲームは成立し、最終的には鬼をしたくないと言った子どもたちも鬼になり、楽しかったと学習を終えていました。嫌なこともちょっと頑張れば楽しいことになるということですね。子どもが嫌と言った時に経験として必要と思うことは面倒くさがらずに大人として向き合ってちょっと頑張らせるというようにしたらいいですね。
「無理をさせないでください。」これは新入生の保護者の方が一番よく言われる言葉です。
無理をさせる=嫌なことを無理矢理させる というイメージで使われているのだと思います。言葉の使い方って不思議なものでネガティブな言葉を使うとネガティブなイメージがついてしまいます。その意味でいうと学校は決して無理をさせるところではないのです。出来ないことをちょっと頑張ってできるようにするところなのです。だから、子どもたちが頑張っているところを無理していると捉えないで欲しいのです。結果を出した時によく頑張ったね。と褒めてあげてくれたらそれだけで子どもはもっともっと頑張れるし成長するのです。
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